パナマ戦から読み解くウルグアイ戦の森保ジャパンの先発メンバー (6ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi photo by Fujita Masato

 もちろんサッカーに正解はひとつではないので、それぞれのやり方には良い面もあれば悪い面もある。重要なことは、このような傾向が意図したものなのか、それとも選手のキャラクターによるものなのか、という点にある。

 果たして、両サイドバックに長友と酒井が入り、両ウイングに堂安と中島が配置された場合、パナマ戦と同じような現象が現れるのか。少なくとも、右利きの中島を左に置き、左利きの堂安を右に置いたコスタリカ戦では、彼らのボールを運ぶ力とキープ力を生かしたかたちをとっていたので、原口と伊東のように中間ポジションをとるシーンは少なかったうえ、そこまで攻撃が中央に偏ることもなかった。

 相手のコンディションと戦い方にもよるが、16日のウルグアイはパナマとはレベルが違う。中央に偏った攻撃を仕掛ければ、カウンターの餌食となることは想像に難くないだけに、森保監督がどのような修正をしてくるのかが、見どころのひとつとなりそうだ。

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