2018.10.05

森保ジャパン招集メンバーに矛盾あり。
なぜ乾が外れて長友が入った?

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Sano Miki

 コスタリカ戦では4-2-3-1を採用した森保監督。だが、今回の記者会見では、広島時代の3-4-2-1を使用する可能性があると相変わらず述べていた。コンセプトが真逆な布陣を、臨機応変な対応という名のもとに採用しようとしているわけだが、その歪みがサイドバックの人選に見て取れる。

 4バックのサイドバック、3バックのウイングハーフ(ウィングバック)、センターバックの両端は、それぞれ似て非なるポジションだ。しかし23人という枠組みの中で、各ポジションに最適な選手をいちいち選んでいる余裕はない。そういう意味でも森保式3バックは代表チームには向いているとは言いがたい。とりわけW杯やアジアカップのような短期集中型のトーナメントで、効率の悪さを露呈する。

 外れた選手に話を戻せば、香川が外れたことは、なぜかあまり大きなニュースになっていない。今季、ドルトムントでの出場機会はほとんどなし。ただし、同様な立場にある柴崎岳、原口元気が選ばれたのとは対照的だ。

 4年後には33歳を迎えている選手ながら、前10番だ。その落選は、ちょっとした事件に値するはずだが、なぜか報道では騒ごうとしない。香川は30歳手前にもかかわらず、このまま代表チームからフェードアウトしていくのか。

 宇佐美、武藤はともに26歳。4年後を十分狙える選手だが、中島翔哉、堂安律、伊東純也、南野拓実らの後塵を拝す格好になっている。具体的には4-2-3-1の3の列である。4年後に31歳になっている原口が、どこまで頑張れるか。