2018.09.16

スペインの慧眼が日本代表を個別評価。
真っ先に名指しした3人は?

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Fujita Masato

「日本の選手たちはおしなべて、レベルの高いプレーを見せた」

 エチャリはそう言って、他の選手たちにも及第点を与えている。

代表初先発で後半40分までプレーした堂安律(フローニンゲン)「後半に関しては、ほとんどワンサイドゲームだった。そのなかで特筆すべきは、ディフェンスの意識にあるだろう。攻撃をしながらも、常に守備のタスクとポジションを忘れず、危険を未然に防げていた。その安定によって、円滑な攻撃を続けられたのだ。ディフェンスに関しては、個人よりもチームとしての出来を賞賛すべきだろう。

 そのなかで、右サイドバックの室屋成(FC東京)は興味深いプレーをしている。2度にわたって、危険な攻め上がりを見せた。深いところまで進入できており、適切なタイミングでの攻撃参加だった。
 
 堂安律(フローニンゲン)も攻撃センスを見せつけていた。左利きのアタッカーで、右サイドからダイアゴナルにゴールに向かうプレーを好み、その感覚に優れている。インサイドに入ってパスを受け、GKとの1対1から左足でシュートを放った場面は、結果的にセービングされたが、いいプレーだった。また、自らボールを持ち運び、中に切り込んでのシュートはポストをかすめている。

 終盤は多くの交代選手を投入した。伊東純也(柏レイソル)は右サイドでボールを持ち運び、1対1を制して、切り返しから個人技でゴールを決めている。目覚ましいスピードとテクニックだった。ただし、コスタリカのディフェンダーは完全に追い詰めていただけに、なぜ間合いを詰めなかったのか、疑問が残る」