2018.08.30

森保ジャパンが今やるべき選手選考。
「なんでこの選手を?」でいい

  • text by Sportiva photo by AFLO

杉山 西野ジャパンの選考に最後で漏れてしまった実力者の車屋紳太郎(26歳/川崎フロンターレ)、同じく川崎で大島僚太と中盤でコンビを組んでいる守田英正(23歳)も技術は高い。

浅田 守田は大卒1年目。そのぐらいの年齢だと、それこそ中村憲剛のように、それまではそんなに目立たなかったのに、少しずつ出場機会を得て経験を積んで、ちょっとしたことで才能をブレイクさせる可能性は十分あると思うんです。

杉山 ロシアW杯であらためて感じたのは、日本は大きくて鈍い選手より、小さくて俊敏な選手のほうがよくて、それで負けちゃったらしょうがないということです。小さくて俊敏だと、意外にベルギーのような大男たちも嫌になっちゃうところがあって、それを生かしていったほうがいい。

浅田 僕もそっち派です。日本人だと、身長185cmといえば大型選手じゃないですか。でもW杯で見たら、センターバックは190cm以上なんて当たり前。ベルギーなんてエデン・アザールを除いたら全員185cm以上のようなチームになるわけです。そこに185cmの日本人を入れて勝てるのかというと疑問で、変にそこを求めるよりは、小さくてもちゃんとボールを扱えるとか、そういうことを優先したほうが得策だと思っているんです。

杉山 身体の大小ではなくて、プライオリティが高いのは俊敏性と技術。ロシアW杯のドイツはみんな大きくて、小柄な技巧派がいないから、リズムがドタドタして昔のドイツに若干戻ってしまったようなところがあった。日本はあれと対照的な方向性でいったほうが、サッカーの面白みも出ると思うんです。そういう国は他にあまりないから。意外に世界の人に「日本、面白いね」と言ってもらえそうなサッカーです。そこで勝負していったほうがいいと僕は思う。