2018.08.27

新生・森保ジャパンに問う。
優先するのは「スタイル」か「人材」か

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

新生・森保ジャパンにオススメの選手(6)
DF車屋紳太郎(川崎フロンターレ)

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 ロシアW杯を戦った西野ジャパンの中で、唯一の左利きだったMF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー/オーストラリア)が代表引退を表明した。左利きのいないチームはバランス的に問題があるとの視点に立てば、新生・日本代表のメンバー候補に、ロシアW杯直前に代表から外れたDF車屋紳太郎(川崎フロンターレ)が浮上する。

日本代表入りが期待される車屋紳太郎 ハリルホジッチ監督から西野朗監督に指揮官が変わる過程のなかで、評価を下げることになった選手だ。ハリルホジッチが監督を続けていれば、少なくともDF長友佑都(ガラタサライ/トルコ)のサブとして、DF酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)に代わって、”ロシア行き”を果たしていたように思う。

 酒井高は、左もできれば、右もできる。ロシアW杯では、ポーランド戦で4-2-3-1の「3」の右として出場。多機能ぶりを改めて示して、右利きながら、車屋にはない魅力を発揮した。

 しかし、酒井高が多機能的なら、車屋はスペシャリストだ。しかも貴重な左利きである。ポイントは高い。

 ライバルは長友だが、2022年カタールW杯を36歳で迎えるベテランに、4年後はない。そう考えるのが自然だ。どのタイミングで外れるか。今回、森保ジャパンの船出と同時なのか、しばらく先なのか。