2018.08.17

U-21森保ジャパンがピンチ?
「打倒・日本」狙うベトナムの本気度

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AP Photo/Vincent Thian

 この勝利で、日本はグループリーグ2連勝。グループDの2位以内が確定し、決勝トーナメント進出が決まった。

 しかし、通過順位は最終戦の結果次第。ここを1位で通過するか、2位で通過するかには、あまりに大きな違いがある。1位通過の場合、決勝トーナメント1回戦はグループB、E、Fいずれかの3位通過チームとの対戦だが、2位通過の場合、グループEの1位通過チーム、すなわち優勝候補筆頭の韓国との対戦が濃厚だからだ。

 もちろん、韓国との対戦は望むところ。だが、それはもっと後でいい。2年後の東京五輪を目指した強化途上のチームだけに、できるだけ勝ち上がり、多くの試合を経験することが重要だ。そのためにも、まずは確実に1位通過を果たしたい。

 グループDの1位通過をかけ、日本とグループリーグ最終戦で対戦するのは、こちらも2連勝と好調のベトナムである。

 今大会のベトナムは、今年1月のアジアU-23選手権で準優勝したU-23代表をベースに、オーバーエイジ3人を加え、高い本気度と自信を備えて臨んできている。チームを率いる韓国人指揮官、パク・ハンソ監督は「すべての試合が決勝のつもりで1戦1戦やってきたので、日本戦のことは考えていなかった。2日あるので、これから分析して準備したい」と語っていたが、その言葉を真に受けることはできない。

 ベトナム・メディアの反応を見ても、ひと昔前なら考えられなかった「打倒・日本」を現実的な目標と捉えており、かつてないほどに鼻息は荒い。すでに両チームとの対戦を終えた、ネパールとパキスタンの監督や選手へも、盛んに「ベトナムと日本、どちらが1位になると思うか」と質問していたが、それなりの自信があるからこそ、だろう。