なでしこ、3連敗も好感触。際立ったのは高倉監督の「コンバート力」 (4ページ目)

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

 阪口萌は最終局面での守備に関しては課題が残っているのが、アメリカのサイドアタッカーのスピードにも瞬時に順応。「カットインからのゴールにつながるプレイは楽しいです」と攻撃面での貢献も期待でき、すでに1ゴールでその力を証明してみせた。

 また、第2戦で初出場した國武は、最終ラインで献身的な守備を見せ、セットプレイではひるむことなくダイビングヘッドでゴールを狙う貪欲さも発揮。負傷退場してしまったが、90分間プレイを見たいと思わせる内容だった。

帰国から約1週間でアジア競技大会(インドネシア)が開幕する。この3連戦の敗戦を無駄にすることなく、今シーズン1つ目のアジアタイトルへ挑戦してほしい。

◆鮫島彩はアメリカに大敗で違いを実感。それでも微かな希望の光を見た

◆現れた頼もしい新戦力。21歳MFは初めてづくしの強豪との戦いで笑った

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