2018.07.31

現れた頼もしい新戦力。
21歳MFは初めてづくしの強豪との戦いで笑った

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

 発見や課題が目白押しだが、その初めて尽くしが楽しいのだと笑う。

「とにかく吸収することが多い2戦でした。次はオーストラリア......速いんですよね? アメリカとはまた違う感じでしょうか......。うまさとパワーがあると聞いてます。経験したいなぁ」(三浦)

 まったく疲労を感じさせない様子でオーストラリア戦出場を熱望した三浦。これが、高倉麻子監督がいつも口にする"知らない強み"というものか。キャップを重ねれば、必ずその怖さを知ることになる。壁もすぐにやってくる。だからこそ、この一度しか味わえない"初モノシーズン"には最大限にアンテナを広げておいた方がいい。

 ブラジル戦では、相手DFと自分たちの間のスペースを無駄にしてしまう時間があった。スライドが遅れてピンチを招くこともあった。プレッシャーの強い相手には悠長に考えている余裕はない。

「もっと真ん中でボール受けてリズムを作って、やっぱりゴールにつながる(自分が出す)パスが欲しいです」(三浦)

 この日、日本最初のシュートは三浦が放ったミドルだった。自身がゴールを狙うことも忘れていない。三浦のプレーがビギナーズラックでないなら、彼女のアピールが指揮官に届いたなら、オーストラリアとの最終戦で、この2戦の課題を総括した攻守の動きを見せてくれるはずだ。

◆阪口夢穂のケガで窮地のなでしこジャパンに「もう1人の阪口」が出現

◆鮫島彩はアメリカに大敗で違いを実感。それでも微かな希望の光を見た

関連記事