何度でも見直したいベルギー戦。「後世に語り継ぐべき歴史的な試合」 (5ページ目)

  • photo by JMPA

倉敷 振り返ればJリーグ誕生、ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜、ワールドカップ初ゴール、日韓共同開催、日本初勝ち点、日本初勝利、初の決勝トーナメント進出、そして南アで二度目の決勝トーナメント進出と日本サッカーは多くの話題を提供し、そのたびに大きくなってきました。最近はご無沙汰でしたから久しぶりに多くの人々が日本のサッカーに関心を寄せ、語り合ういい機会になったわけです。

次のW杯へ向けて、日本代表は再び動き始める次のW杯へ向けて、日本代表は再び動き始める中山 もちろんその陰に、西野監督の無策ぶりがあったということもしっかり議論しなければいけません。選手だけでは解決できない問題がサッカーには沢山あるからこそ、監督はすごく重要であり、監督がチームを強くするということなのだと思います。だから監督選びはすごく大事な要素であって、だからこそ日本サッカー協会の責任についてもメディアは追及していく必要があるのではないでしょうか。

 名勝負ともいえるベルギー戦の翌日に、いきなり新聞の見出しが次期代表監督候補の名前になってしまうなんて、本当に悲しく思いましたし、それをもし協会サイドがリークしていたとすれば、名勝負に水を差すようなその行為を絶対に許してはいけないですよね。

倉敷 悪しき伝統芸の匂いがしますね。今回の鼎談はそういう締めになりますか。仰る通り、代表の健闘、敗因の分析とは別に追求すべき問題だと思います。中山さんが帰国されましたら、小澤さんとともにロシア大会を総括したいと思います。

連載記事一覧はこちら>>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る