ザッケローニ「心から日本を誇りに思う。アジア杯での対戦が楽しみだ」 (3ページ目)

  • パオロ・フォルコリン●文text by Paolo Forcolin 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 試合を見ながら、今から5年前、親善試合で彼らを率いて、まさにこのベルギーと戦ったことを思い出していた。あのときは3-2で日本が勝利した。

 ベルギーは、日本にとって最悪のタイミングでリベンジを果たしたことになる。しかし泣くことはない。ロシアW杯を戦った日本の選手たちは掛け値なしに最高であった。きっと今後、長く語り継がれるものだと私は信じている。

 日本代表が去った後のロッカールームが、きれいに掃除されていたことについて、世界中が驚いているが、私は特に驚いたりはしない。日本人も驚かないだろう。いや、なんでこんなことで騒がれるのかと、別な意味で驚いているかもしれない。それだけ、日本での当たり前は、世界では貴重なことなのだ。日本はピッチの外でも誇りを持っていいと思う。

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