2018.07.02

スペインの目利きがW杯日本の18名を採点。
「もう外せない」のは誰か

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by JMPA

柴崎岳(コロンビア戦は先発して後半35分まで出場。セネガル戦、ポーランド戦はフル出場)

柴崎岳
守備の強度やポジショニングに問題はあるが、プレーメイクする能力は高い。コロンビア戦で長友に展開したパスは秀逸だった。セネガル戦でも左右にボールを振り分け、攻撃の形を作っている。日本の1点目で、長友に送ったサイドチェンジのパスはすばらしかった。長谷部と並んで日本のベストプレーヤーのひとりだろう。だが、ポーランド戦は山口蛍との距離感をつかめず、中盤のラインを突破されていた。

山口蛍(コロンビア戦は後半35分から出場。ポーランド戦はフル出場)山口蛍
ロンドン五輪前から評価しているボランチで、昨年のベルギー戦を見る限り、着実な成長も遂げていた。しかし、ポーランド戦ではマーキングに固執し、自分のスペースやその背後を敵に明け渡していた。また、ビルドアップもミスパスが多く、なによりスローだった。試合を通して混乱していた。

原口元気(コロンビア戦はフル出場。セネガル戦は先発して後半30分まで出場)原口元気
コロンビア戦は、右サイドで攻守の切り替えのスイッチになっていた。激しい守備ができるし、カウンターで攻め上がるパワーもある。アグレッシブで運動能力の高いMFで、セネガル戦は終盤になってそのパーソナリティを見せ、チームに活力を与えていた。