ドイツの轍を踏むな。日本がポーランド戦で先発を変更すべき理由 (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 コロンビア戦、セネガル戦とミスが続き、批判を浴びているGK川島はおそらくスタメンに名を連ねるだろう。先制点を献上したセネガル戦でのミスはお粗末だったが、その後、リカバーして39分にはFWエムバイ・ニアングとの1対1を防いでみせた。

 川島自身も会見で「批判されるということに対して覚悟がなければ、この場所にはいない」と堂々と語ったが、公式会見の出席者に川島を指名したという事実に、指揮官の川島への信頼が感じ取れる。ポーランド戦もおまえに任せるぞ、という信頼が。

 勝利はもちろん、引き分けでもグループステージ突破が決まる。しかし、今や欠かせないチームの心臓となった柴崎岳はきっぱりと言った。

「この2試合と変わらない気持ちで臨みたいと思っている。危険な雰囲気を感じているので、この2試合と同じような集中力、入り方、雰囲気で、決して引き分け狙いではなく勝利を目指してやっていきたい」

 一丸となって2試合続けて勝点を掴み取り、自信を深めてきたこのチームに慢心はないはずだ。グループ首位の日本に対し、ポーランドはグループ最下位。しかし、日本は次の試合でもこれまでどおりチャレンジャーの精神で臨む。

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