ベンチからの視点。宇佐美貴史は
「勝ちにいくため」の役割を次こそ...

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 ところで、宇佐美はここまでの結果をどう見ているのだろうか。

「セネガル戦は常に相手にリードされた状態で、最終的に勝ち点1を取れたことはすごく大きいと思います。まあ(勝って)勝ち点6にもできたと思うけど、(2試合終えて)勝ち点4は悪くない。(決勝トーナメント進出の)可能性を残して、いい感じで3戦目を迎えられるのは、チーム全員の功績だと思う。(グループリーグ)最後の試合も"全員で戦う"という姿勢を見せられれば、いい結果が得られるんじゃないかな、と思っています」

 宇佐美は、かつてガンバ大阪を率いていた西野監督の"愛弟子"でもあり、その指揮官が最も期待している選手でもある。今後、チャンスを与えられる可能性は高い。そこで、自らに求められてきたことをいかに出せるか。

 宇佐美のW杯は、これからだ。

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