2018.06.20

日本はコロンビア戦の「超ラッキー」を
認め、セネガル戦はミス減少を

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 しかも、そのFKにしても、ジャンプした壁の下を狙ってくることはスカウティングでわかっており、「ミーティングで、そんなに(下をボールが抜けるほど)高く飛ばなくていいと言われていた」(昌子)にもかかわらず、壁の下を抜かれた失点だった。

 さらに言えば、コロンビアの攻撃の中心、MFハメス・ロドリゲスは「ケガか何かで最初から出ていなかったんだろうが、ブンデスリーガで見る本調子には程遠いかなという感じだった」(長谷部)。日本にしても重心がどうこうという以前に、つなぎのなかでイージーなパスミスがかなり目立つなど、眉をひそめたくなるようなプレーも少なくなかった。

 開幕からここまで波乱傾向が強い今大会だが、ドイツを破ったメキシコや、アルゼンチンと引き分けたアイスランドなどと比べると、日本のアップセットはかなりの幸運に支えられた感が強い。

 決勝トーナメント進出へ向け、日本は大きなアドバンテージを手にした。だが、「これでイケる!」と前のめりになれるほどの充実感はなかったというのが、正直なところである。

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