2018.06.19

ついに西野ジャパンが腹をくくった。
コロンビアの右サイドを崩せ!

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 6月8日のスイス戦のころには戦い方に関する意見がバラバラだったが、6月12日のパラグアイ戦を経て、ここにきてゲームプランや戦い方がひとつの方向へと集約されてきた。

「ここというところで全員が前に力をかけられるかどうか。どうしても比重は後ろになると思う。それでもコンパクトな中でボールを奪いにいけるのか、ブロックを作りながらも前に出ていけるのか。そこで勇気を持ってエネルギーを使えるかどうかが非常に大事になってくると思います」

 最終ラインを束ねる吉田麻也がこう言えば、右サイドハーフとして先発濃厚の原口元気はこう語る。

「チームのためにやって、サイドバックに走り勝って、逆サイドのボールに入って、っていうことを何度も、何度も繰り返して、1本でも合わせるとか、そういうところが勝負になると思う」

 いかに粘り強く、泥臭く戦い、コロンビアをいらだたせることができるか――。

 おそらくスタメンは、GK=川島永嗣、DF=酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都、MF=長谷部誠、柴崎岳、原口元気、香川真司、乾貴士、FW=大迫勇也の11人だろう。

「スタートからリアクションサッカーというのは望みたくない」「ボールを十分保持できるし、攻撃を仕掛けられるという自信を選手に持たせたい」という西野監督の言葉を素直に受け取れば、長谷部のパートナーは山口蛍ではなく柴崎だろう。マンマークでは対応できないと指揮官が認めた相手の10番、ハメス・ロドリゲスを、長谷部と連係しながらゲームのなかから消せるかどうか。セットプレーも入念に準備しているため、柴崎はプレースキッカーとしても重要な存在だ。

 前日会見でコロンビアの欠点について訊かれた長谷部は、「欠点はないと思います。完成されたチームで隙がない。欠点があっても言えないですが」と言葉をにごしたが、数少ない欠点のひとつが右サイドだろう。