コロンビア参謀のカンビアッソは「謎だらけジャパン」に何を感じたか (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 あとは、その精度をできるだけ高めたうえで、コロンビアを徹底的にスカウティングし、相手のストロングポイントをどれだけ封じ、ウイークポイントを突くことができるかどうか――。

 毎日、密着取材をしている我々でも、トップ下が香川になるのか、本田になるのか、スタメンはスイス戦のメンバーなのか、パラグアイ戦のメンバーなのか、シャッフルしたものなのかが読めないのだから、コロンビアはもっとわからないだろう。

 パラグアイ戦の試合後、カンビアッソの姿はなかった。どうやら後半途中に席を立ち、スタジアムを後にしたようだ。誰が出てこようと、どのシステムだろうと、日本は恐れるに足らず、と思ったのだろうか。

 だとすれば、7日後、コロンビアをアッと驚かせるような内容でアップセットを起こせたら、これほど痛快なことはない。

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