スペインの戦術家がガーナ戦の16選手を評価。「W杯で使えるのは?」 (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

【ボランチ】

山口蛍(先発、後半14分まで出場)山口蛍(先発、後半14分まで出場)山口蛍
昨年11月のベルギー戦では、アンカーとして自らのポジションを守って全体を機能させ、日本のベストプレーヤーのひとりだった。ところが今年3月のウクライナ戦では、軽率なスライディングなど不用意なプレーを連発した。ガーナ戦でも背後をとられ、トーマス・パーティーに自在に使われている。結局、それを試合の中で修正できなかった。システム上、中盤が数的不利になったこともあって混乱したのかもしれないが、プレー判断が悪い。後半も、自陣で二度ほど単純なパスミスから失点のピンチを招いた。もっと危険を回避する選択をすべきだった。

大島僚太(フル出場)大島僚太(フル出場)大島僚太
何本か相手ラインを破るパスを出している。しかし、山口とともに中盤で強固なブロックを担えておらず、自分たちのラインを簡単に破られていた。彼自身には攻撃センスのよさを感じるが、果たしてこのままの中盤構成でいいのだろうか。

柴崎岳(後半14分から出場)柴崎岳(後半14分から出場)柴崎岳
山口に代わって出場。ガーナのラインが下がったこともあるが、柴崎が入ったことにより攻撃面は改善した。

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