2018.06.05

スペインの名伯楽がガーナ戦に警告。
「西野ジャパンの中盤は危険だ」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 3バックも、長谷部誠は高さの弱点を露呈し、エマニュエル・ボアテングに狙われていた。押し込まれたまま5バックになる時間帯が長かった。”お尻が重たくなって”カウンターにも行けず、ビルドアップもプレスにはめられた」

 その流れで、日本は前半8分にFKをパーティーに叩き込まれ、先制点を奪われている。

「(FKを与えた)槙野智章のファウルは不必要だった。壁の作り方にも問題はあっただろう。壁が完全に割れてしまって、来るべきではない場所からボールが飛んできている。それはGKの問題でもあり、避けられた失点だった」

 エチャリは序盤の戦いに苦言を呈したが、その後、日本は確実にプレーリズムをつかんだという。

「原口が右サイドを切り込んで、大迫勇也がヘディングを放っている。本田の左足FKもきわどかった。そしてCKの流れで、ファーポストから再び本田が決定的なシュートを放っている。攻守が入れ替わったのは、ハイプレスを仕掛けていたガーナがリトリートしたことも影響しているだろう。しかし、高い位置でボールを持ったとき、特に右サイドからの日本の攻撃は迫力があった。左サイドは長友が孤立気味で、もう少し厚みがほしかった。

 日本は後半、同じポジションに何人かを入れ替え、同じ形で戦っている。大迫、宇佐美、原口を武藤嘉紀、香川真司、酒井高徳に交代。わずか3分ほどの間に3度も決定機を得ており、決して悪くはなかった」

 ところが後半4分、日本は裏へのパスを処理できず、PKを与えてしまい、0-2とされた。