スペインの目利きが見た、欧州遠征の代表22名「誰が役に立つのか」 (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Fujita Masato

【MF】

長谷部誠(マリ戦は後半15分まで、ウクライナ戦は後半36分まで出場)長谷部誠(マリ戦は後半15分まで、ウクライナ戦は後半36分まで出場)長谷部誠
ミスはあったが、戦術的判断は優れている。マリ戦では宇佐美に決定的なパスを配球し、自らも持ち上がるなど、"次のプレー"が見えていた。布陣がどうであれ、本大会でも彼が日本の戦術軸になるだろう。

山口蛍(マリ戦は前半34分から、ウクライナ戦はフル出場)山口蛍(マリ戦は前半34分から、ウクライナ戦はフル出場)山口蛍
去年のベルギー戦では、アンカーとして自らのポジションを守って全体を機能させ、日本のベストプレーヤーのひとりだった。ところが今回、先発したウクライナ戦は不用意にインターセプトを狙う悪いクセが出ていた。軽率なスライディングを見せ、粘り強い守備ができず、チームを危機に陥らせていた。

三竿健斗(マリ戦は後半15分から、ウクライナ戦は後半36分から出場)三竿健斗(マリ戦は後半15分から、ウクライナ戦は後半36分から出場)三竿健斗
マリ戦、ウクライナ戦とも終盤に交代で出場した。試合がスクランブルになった状況では力を示したが、90分の中でどこまでやれるかがわからない。

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