2018.03.09

なでしこ、最終戦を0封負け。
この攻撃力でアジアカップを戦えるのか

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

「ようやく自立した戦いができるようになった」

 高倉麻子監督のその言葉を結果として示すためにも、チームとしては3連勝で自信につなげたかった最終戦だが、世界ランク5位のカナダに0-2の完封負けを喫した。これでアルガルベカップは2勝2敗、6位に終わった。

なでしこの得点源となるべく、すべての試合に出場した岩渕真奈 今大会は天候に恵まれなかったが、カナダ戦も結局90分間、雨は降り続いた。その中でも日本の立ち上がりは悪くなかった。だが、目指す”ボールに行くプレス”も効き、相手のスピードにギリギリのところで張り合いながら、ハマり始めたと感じた矢先に失点してしまう。

 20分、クロスを入れさせまいとブロックに入った中島依美(INAC神戸)の手にボールが当たったことで、一瞬日本のプレーが止まってしまった。その隙にジャニン・ベッキーが豪快に逆サイド右隅へゴールを叩き込む。シュートも素晴らしかったが、日本が止まることなく対応していれば幾分コースを切ることができたはずで、なんとも悔やまれる瞬間だった。