森保ジャパン主将・神谷優太は
「チームを勝たせること」にこだわる男

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by Nikkan sports/AFLO

 どのタイミングでターンオーバーを取り入れるのか。過密日程の国際トーナメントを勝ち抜くうえで重要なポイントだろう。

キャプテンマークを巻く神谷優太キャプテンマークを巻く神谷優太 グループステージ第2戦で入れ替えるのか、それともグループステージ突破を確定させたあとの第3戦で入れ替えるのか。U−23アジア選手権に参戦しているU−21日本代表(森保ジャパン)も1月10日の初戦・パレスチナ戦に勝利し、ターンオーバーの採用が現実味を帯びている。

 過去を振り返れば、手倉森ジャパンは前者だった。

 4年前の同大会では、初戦から7人を入れ替えて2戦目に臨んだ。2年前の同大会では、初戦から2戦目に向けて6人のメンバーを入れ替えて戦った。

 もっとも、ターンオーバーを取り入れたとしても、不動の存在がいる。4年前の植田直通や2年前の遠藤航のように、どんなに試合間隔が詰まっていても、指揮官にとってピッチに立たせておきたい選手――。

 森保ジャパンでは、MF神谷優太(愛媛FC)がそうした存在かもしれない。

 昨年12月に始動して以来、チームキャプテンを置いてこなかった森保ジャパンにおいて、今大会のキャプテンに指名されたのが、ボランチの神谷だ。

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