スペインの目利きが見た、欧州遠征
「日本代表16選手のプレー評価」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

DF
酒井宏樹(ブラジル戦はフル出場、ベルギー戦は後半41分まで出場)酒井宏樹(ブラジル戦はフル出場、ベルギー戦は後半41分まで出場)酒井宏樹
ロンドン五輪から注目してきたが、攻守のバランスが目に見えてよくなっている。まだ内田篤人には及ばないが、今後に期待が持てる。ブラジル戦はネイマールへの対応に苦しんだが、ベルギー戦では大迫にクロスを合わせるなど、攻撃センスのよさを見せ、健闘した。

長友佑都(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)長友佑都(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)長友佑都
9月のW杯予選、10月の親善試合では攻撃に厚みを加えるなど、復調の気配があった。しかし、今回の欧州遠征では存在感を示せていない。ベルギー戦は、オフサイドをオンサイドにしてしまう戦術的な凡ミスも犯している。

吉田麻也(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)吉田麻也(ブラジル戦、ベルギー戦ともにフル出場)吉田麻也
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定でのPKは気の毒だった。とはいえ、エリア内でのプレーで相手を引き倒してしまったのはやはり軽率に映る。ここまで手堅いディフェンスを見せていただけに、欧州遠征は足踏みか。ただ、FKや敵ゴール前でのヘディングなど、攻撃的プレーでは目を見張る場面もあった。

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