お世辞か、本音か。ベルギー代表は
「歯応えある相手」とハリルJを絶賛

  • 井川洋一●取材・文 text by Igawa Yoichi
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 最も長く時間を取ってくれたのは、GKシモン・ミニョレだった。正守護神であるティボー・クルトワに代わって、3月のロシアとの親善試合以来の先発を飾り、無失点勝利を収めた29歳は上機嫌に試合を振り返った。

「クリーンシート(無失点試合)よりも、勝ったことが嬉しいな。簡単ではない相手に、勝利を得られたのだから、すごく満足しているよ。今は12月の(ロシアW杯の)組み合わせ抽選を楽しみにしている。うちにはクオリティーの高い選手が揃っているから、本大会では終盤まで残ることを期待している。とはいえ、まだまだ踏むべきステップはあるし、もっともっとチーム力を高めていかねばならない。

 日本について? お世辞ではなく、本当にいいチームだと思うよ。パフォーマンスもよかったよね。特に、彼らの組織的なプレスには、うちの選手も苦しめられた。選手個々のクオリティーも高かったね。親善試合であろうと、代表戦になれば相手は強くて当たり前さ。今日もタフな試合を予想していたけど、その通りになった。日本はそれだけ厳しい相手だった」

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