2017.11.15

ハリルよ、あなたは限界だ。
ベルギーと10回やっても1度も勝てない

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 チームのレベルは選手の入れ替えを図っただけでは改善しない。これだという選手が、溢れているわけではないからだ。しかし監督交代は違う。候補者は世界にごまんと控えている。解任のタイミングを迎えていると思う。

 交代が実現すれば、チームには、よくも悪くも新鮮さが芽生える。確かに、いま監督交代をすることは大きなリスクを伴う賭けだ。しかし、賭けに出たくなるほど、いまの代表チームは弱い。惨憺たる状況にある。

 なによりチームにヘソがない。中心選手もいない。精神的な拠りどころとなる選手もいない。

 井手口陽介、山口蛍。この2人が並ぶ守備的MFは、とりわけ物足りなく見える。キャプテンシーの高い長谷部誠が再びケガで戦線離脱したことも弱体化に輪をかけた。

 巷では、本田圭佑、岡崎慎司、香川真司を再招集すべきだ、という声が飛び交っているが、それは時計の針を2010年南アフリカW杯前当時まで、大きく戻すことを意味する。そんな後ろ向きすぎる選択が、幸を呼ぶようには思えない。にっちもさっちもいかなくなったこの状況を変えるには、それ以上の大手術を施すしかないと思う。

 このままでは、あまりのつまらなさにファンは離れていくばかりだと思う。勝てばなんとかサッカー日本代表への関心を繋ぎ止められるかもしれないが、負けたときは最悪の事態を招く。そしてその可能性は高いと見る。心配は募るばかりだ。

◆スペインの戦術家が「ハリルは誰を使うべきか」ポジション別に提言>>

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