ブラジル戦へ、スペイン人戦略家が語る「ハリルJは誰を使うべきか」 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

 レアル・ソシエダでは戦略分析担当として、チームのチャンピオンズリーグ出場に貢献したこともあるエチャリはハリルジャパンの戦力をどう捉えているのか。ポジションごとに分析してもらった。


◯ゴールキーパー

「まずゴールキーパーだが、一番手は川島永嗣で決まりだろう。経験十分で、安定したセービングを見せている。予選の途中で再び抜擢されるや、チームを救うゴールキーピングを見せた。失点シーンも彼のミスと言えるものは少ない。

 一方、川島に比べると、西川周作、東口順昭はかなり見劣りする。壁の作り方やステップの踏み方など、セービングの前の準備で後手を踏んでいる。国際的な試合経験の少なさだろうか。

 西川は強いシュートに対して弱く、クロスに対する高さも不安で、ポジショニングも危うさが残る。東口はハイチ戦で3失点を許したが、少なくともエリア外からの巻き込むようなシュートには触れるくらいできないと、世界レベルでは責任を追及される」

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