評価を落とした香川真司と本田圭佑。ハリルホジッチ好みのアタッカー序列とは? (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 国内組ながらアウェーのオーストラリア戦などで先発を飾ってきた小林悠も、今年6月のシリア戦以降、招集されなくなった。右サイドもCFもこなせる多機能型。J1でも現在、得点ランキングで3位につける実力者だ。その招集見送りは、国内組<海外組を象徴すると言えるだろう。

 個人的に「思い切って抜擢しろ!」と言いたくなるのが鹿島の高卒ルーキー、安部裕葵だ。小さくて俊敏。やってやるぞという前向きな精神が身体に滲み出ているところがいい。センス、技術、アイディアに富む18歳のアタッカー。今年7月、セビージャとの親善マッチでは、自慢のドリブル&フェイントで、痛快きわまるゴールを決め、その名を高らかにアピールした。デビュー当時の香川の2歩先を行くような、日本サッカー界を活性化してくれそうな選手だと見る。

●CF編

起用された選手=岡崎慎司、大迫勇也、興梠慎三、川又堅碁、金崎夢生、ハーフナー・マイク、杉本健勇、武藤嘉紀(※)浅野拓磨(※)、本田圭佑(※)
(※は他のポジションでも出場)

 2016年10月、イラクに辛勝したホーム戦まで、岡崎は20試合中14試合に先発。CFの軸だった。

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