本田圭佑がピッチ外で発信し始めた「自殺、受動喫煙...」その心境は? (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 ツイッター開設もその延長上にあるのだろう。自分が主体となって発信し、それをメディアに報じさせるというスタイルだ。

 もちろん、そこにはある種の危うさも潜んでいる。「自殺」や「受動喫煙」に関する唐突なツイートは真意が伝わりにくく、ちょっとしたひと言にも配慮を要するネットの世界では、あまりにも無防備だろう。

 そんな本田がシリア戦を前に、ミラン退団と今後に関してメディアに対して初めて口を開いた。非常に長い話を要約すれば、「自分は超トップクラスの選手の次にオファーが来るクラスの選手。移籍先は広く探している。日本は考えていない」ということだった。軽口をまじえながら陽気に喋っていた。

 だが、この調子が続くのかと思ったら、シリア戦後は一転、何も話さなかった。ベンチスタートだったことが理由なのか、パフォーマンスに納得していないのかはわからないが、追いすがる報道陣に無言を貫いた。

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