引きこもるタイを釣る。日本代表は
「ブラジル戦の撒き餌」を思い出せ

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 ハリルジャパンがこれまでやってきたこと――対戦相手とシチュエーションに応じて臨機応変に戦い方を変える――を考えれば、タイ戦ですべきことは90分間ボールを保持することではなく、タイを自陣に引きこもらせないような、賢く、したたかなゲーム運びだろう。

 コンサドーレ札幌への加入が決まっている「タイのメッシ」ことFWチャナティプ・ソングラシンを筆頭に、テクニックに多少なりとも自信を持つ彼らは、餌をまけば食いついてくるはずなのだ。

 勝ち点3を奪うのは絶対条件。そのうえで確認したいのは、タイ代表をどのようにして攻略するか、そのプロセスだ。

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