リオ生まれの日本代表キャプテン、
ビーチサッカー・茂怜羅オズとは何者か

  • 小崎仁久●撮影・文 text&photo by Kosaki Yoshihisa

 来年のワールドカップは、バハマ・ナッソーで行なわれる(4月29日〜5月7日)。年が明けると合宿、ワールドカップ・アジア予選と続いていく日本代表チームについて「今までで一番いい状態ではないか」と手ごたえを口にする。

 今季はブラジル、UAEなどに遠征し、積極的に海外で試合を行なった。今シーズン最大の目標だったアジアンビーチゲームズ(9月、ベトナム・ダナン)でも優勝を飾り、初のアジア制覇を果たした。

「ブラジルともいいゲームができたし、アジアを制したことで自信がつき、もっと上を目指す意識が出てきた。3度目のワールドカップになるけど、僕自身は常に優勝を狙っている。これまでベスト8にとどまっているので、次はいい成績を残したい。簡単には言えないけど決勝戦までいきたい」

 日本の「カピタン」はさらにこう続ける。

「いい成績を出せば日本のみんなにビーチをもっと知ってもらえる。なでしこジャパンの例もあるから、僕らが結果を残して日本のビーチサッカーの世界を変えていきたい」

 来シーズンの目標を語るオズの視線は、バハマ、さらにその先のビーチサッカーの未来に向けられている。

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