ハリルホジッチよ、オマーン戦は「大迫×岡崎の2トップ」を試してくれ (2ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuichi

「大迫は常にリストのなかに入っていた」とハリルホジッチ監督は明かしたが、大迫が2試合連続ゴールを奪ったのは、9月下旬のことだった。代表に招集するためには、メンバー発表の2週間前には所属クラブへ招集レターを送付しなければならず、10月シリーズには間に合わなかった。今回の大迫招集は、満を持してのものだった。

「フィジカル的なクオリティがあり、ヘディングも強いので、16メートル(ペナルティエリア)のなかに入っていってほしい」

 指揮官も大迫への期待を隠さない。さらに、「探しているのは得点を獲れる選手。彼がプレーするときには、他の選手よりも点を獲ってほしいと思っている」とも語っているため、オマーン戦、サウジアラビア戦で大迫が起用される可能性は高い。

 現在、ハリルジャパンの主戦システムは4-2-3-1、サイドハーフをウイングと見るなら4-2-1-3が採用されている。大迫が起用されるなら、そのセンターフォワードということになるが、ケルンでも、かつて所属した鹿島アントラーズでも、2トップの一角でプレーした際に輝きが増すことを踏まえれば、ハリルジャパンも2トップの採用にトライしてもいい。オマーン戦はテストが許される親善試合なのだから、なおさらだ。

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