引いた相手をどう崩す?「アウェー仕様」のUAEを倒す3つの攻略法 (5ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

「ホームで大声援を受けた途端、攻め急いで自滅しかけたゲームを、これまでに何度も経験している」

 その代表的なゲームが、2-1で辛勝したドイツ・ワールドカップ・アジア最終予選の北朝鮮戦や、1-1のドローに終わった南アフリカ・ワールドカップ・アジア最終予選のウズベキスタン戦だ。膠着(こうちゃく)状態に陥って焦りが生じたり、サポーターの声援が増したりしたときこそ、長谷部や柏木らボランチ陣がしっかりとゲームをコントロールし、落ち着かせることを期待したい。

「勢いは大事なんでね、いい雰囲気で初戦を乗り切りたいですね」

 前回、ブラジル・ワールドカップ・アジア最終予選の初戦(オマーン戦)で先制ゴールを決め、チームをプレッシャーから解放したFW本田圭佑は、その再現を思い描いているようだった。

 ハリルジャパンはアジア予選で突きつけられる課題を克服し、最高のスタートを切れるだろうか。

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