サッカー五輪運命のスウェーデン戦。「先制」にこだわれ! (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by JMPA

南野拓実はスウェーデン戦でどんな起用をされるのか南野拓実はスウェーデン戦でどんな起用をされるのか 2トップを組むFWアストリト・アイダレビッチ(エーレブルー)は190cm、FWミカエル・イシャク(ラナース/デンマーク)も185cmの身長があるが、彼らにロングボールを放り込んでくるわけではない。攻撃はショートパスを丁寧につなぐオーソドックスなスタイル。それは、コロンビア戦でも有効だった「日本の前線からのプレッシングがハマりやすい」ということを意味している。

 ナイジェリア戦とコロンビア戦では、先制されても簡単には屈しない「反発力」を示したが、スウェーデン戦で証明したいのは「反発力」ではなく、「先制点を奪う力」。これまでは「耐えて勝つ」をテーマに戦ってきたが、「後半勝負」のシナリオを書き換えて、「耐える」より「先制する」ことにこだわりたい。それゆえ、2戦目で途中出場させたMF大島僚太とMF南野拓実をふたたび先発で起用するプランがあっていい。

 出場時間によるコンディション、ミスを挽回したいという反骨心、前半は前線からプレッシングを仕掛けたいという戦略面を考え、ナイジェリア戦からスタメンを4人入れ替えてコロンビア戦に臨んだ指揮官は、おそらくスウェーデン戦でもスタメンを変更してくるだろう。

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