価値ある勝ち点1。「サッカーあるある」から見事に脱した五輪代表 (5ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by JMPA

「オレたちはそれくらいの立場。アジアではふたつに入って(アジア最終予選で決勝進出し、3位決定戦に回ることなくリオ五輪出場が)決まったが、世界ではギリギリの勝負を覚悟しないとやっていけない。いい修羅場が経験できている」

 そして、指揮官は笑顔でこう続ける。

「(決勝トーナメント進出の)可能性を残した分、何かしでかしそうな雰囲気がある」

 この日の試合を見る限り、手倉森監督の見立ては、決して贔屓(ひいき)目ではないように思う。

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