サッカー五輪代表、腕試しのブラジル戦は「叩きのめされろ」 (5ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 時事通信社●写真 photo by Jiji photo

 手倉森監督もセルジッペ戦後、こんなふうに語っている。

「(ブラジル戦は)もっとやられていいと思っている。そうなれば、こっちも考えさせられることが増える。俺はこの大会、耐えて勝つことをテーマにしているから、(セルジッペ戦に続き)辛抱させられるゲームが続けばいい」

 サッカー王国との前哨戦は、オリンピック前に"世界"を肌で感じられる大きなチャンス。コテンパンに叩きのめされてもいいから、ナイジェリアとの初戦に生かすべき課題や教訓をどれだけ得られるか――。それが、勝つこと以上に重要なテーマとなる。

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