高倉なでしこジャパンは、完敗のスウェーデン戦で何を見つけたか

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

 先月の遠征で戦ったアメリカとの2連戦に引き続き、世界ランク6位のスウェーデンとの戦いに臨んだ、新生なでしこジャパン(世界ランク7位)。試合内容はアメリカ戦同様に、多くの課題が噴出した90分となった。

ポジションがひとつ上がったことで、シュートシーンが多かった熊谷紗希ポジションがひとつ上がったことで、シュートシーンが多かった熊谷紗希 スウェーデンを率いるのは、ドイツワールドカップ(W杯)、ロンドンオリンピック(五輪)でなでしこジャパンと激闘を演じたアメリカの指揮官だった、ピア・スンドハーゲ監督。日本のサッカーを熟知していることは言うまでもない。

 高身長が揃っているだけでなく、組織力を誇るスウェーデンはリオデジャネイロ五輪を目前に控え、右肩上がりに調子を上げてきている。そんなスウェーデンを相手に、スタートを切ったばかりの日本は新たなシステムで真っ向勝負を挑んだ。

1 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る