残る枠は「2つ」。リオ五輪・サッカー代表メンバー18名が見えた (2ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi  益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuichi

 試合後、指揮官の「彼らが連戦に耐えられるくらいのコンディションまで、向上させて維持できるかというところについては、こっちが計算してあげないといけないだろうなと思っている」という言葉を聞くと、中島と室屋が選出される可能性は高そうだ。

 一方、本大会のメンバー選考に関しては、「ここにきて、悩んだ状況で記者会見するとは思っていなかった」と指揮官は、頭を悩ませていることを明かした。

 本大会にエントリーされるのは、最終予選の23人より5人も少ない18人。これまでの選手起用や、南アフリカ戦のパフォーマンスを踏まえれば、18人中15~16人はすでに「当確」のように思われる。指揮官の頭を悩ませているのは、おそらく残り2人か3人ではないか。

 GKは、今回の南アフリカ戦に選ばれた櫛引政敏と中村航輔で間違いないだろう。櫛引は鹿島アントラーズで試合に出られていないが、最終予選で正GKを務めたように、代表チームにおける実績は申し分ない。一方、中村は負傷のために最終予選を欠場したが、昨季はアビスパ福岡で、今季は柏レイソルでレギュラーとしてピッチに立っているため、実戦経験では櫛引をしのぐ。

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