美しき敗戦。ボスニア戦のハリルJは「久しぶりにいいものを見た」 (5ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 繰り返すが、勝って覚えることもあれば、負けて覚えることもある。それがサッカーだ。強化には50対50のバランスが不可欠。日本は勝ちすぎている。設定をもっと、敗戦を増やす方向に正すべきである。

 ボスニア・ヘルツェゴビナの敗戦は、正しい敗戦、よい敗戦、美しい敗戦だ。喜ぶべき敗戦と言ってもいい。キチンと負ける。この勇気を、サッカー界を動かそうとしている人がどれほど持てるか。日本サッカーの発展はズバリ、そこにかかっている。

●サッカー日本代表記事一覧>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る