リオ五輪予選メンバー発表。世界レベルで見た彼らの実力は? (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 日刊スポーツ/アフロ●写真

 例えば欧州各国では有望なストライカーが相次いで出現している。イングランドの若きエースに躍り出たハリー・ケイン(トッテナム)、スペインの新星パコ・アルカセル(バレンシア)、フランスで台頭するアントニー・マルシアル(マンチェスター・ユナイテッド)、スイスの未来を背負うエムボロ(バーゼル)、アルバニアの新鋭レイ・マナイ(インテル)らは代表エース候補に名乗りを上げ、EURO2016での活躍が期待されている。

目を見張るのがアルゼンチンの次世代で、特にストライカーは宝庫である。ルシアーノ・ビエット、アンヘル・コレア(ともにアトレティコ・マドリード)、マウロ・イカルディ(インテル)、パウロ・ディバラ(ユベントス)は、リーガエスパニョーラ、セリエAでそれぞれ頭角を現している。リオネル・メッシ、ゴンサロ・イグアイン、セルヒオ・アグエロ、カルロス・テベスら実力派アタッカーの後継者として遜色ない。

 世界の多士済々ぶりはこれにとどまらない。

 センターバックはマルキーニョスがブラジル代表としてプレーし、パリSGのチャンピオンズリーグ準々決勝進出にも貢献。ホセ・ヒメネス(アトレティコ・マドリード)はウルグアイ代表としてレギュラーをつかみつつある。サイドバックとしてはスペイン勢に、グアルディオラ監督が見いだしたファン・ベルナト(バイエルン)や、30億円以上の移籍金が市場価値で付けられるホセ・ルイス・ガヤ(バレンシア)がいる。

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