U-15代表遠征メンバー入りの元バルサ久保建英は香川真司タイプ? (2ページ目)

  • 長瀬友哉/フォート・キシモト●撮影 photo by Nagase Yuya/PHOTO KISHIMOTO

 7月11日に行なわれた関東クラブユースサッカー選手権(U-15)、湘南ベルマーレU-15小田原戦には右MFで先発。試合前は少し緊張しているようにも見えたが、キックオフと同時に、身長163cmと、この世代でもひときわ小柄な身体で広い範囲を動き回る。パス回しの中心になったり、前線でドリブル突破を仕掛けたり、右からのCKを任されたりと、すでにチームの一員として機能している様子が見られた。

 試合を撮影したカメラマンによると、「ボールを受ける前に周囲をよく見ていたり、極力ワンタッチでパスを回したりする姿は、どことなく香川真司を思わせました。ただ、ドリブル突破を試みても、前線に味方が少ないために相手に囲まれてボールを奪われるシーンもしばしば。このあたりの能力は、U-15代表など、周囲の選手のレベルが上がったときのほうが生かされるのかもしれません」とのこと。

 この試合では後半27分までプレイした久保。3-2で勝利を収めると、チームメイトと笑顔で喜び合う姿が見られた。鳴り物入りでチームに加入することになってしまったため、周囲とのコミュニケーションなども懸念されたが、どうやら杞憂に終わりそうだ。バルセロナと東京。環境は違うかもしれないが、一歩一歩、成長していくことに変わりはないはずだ。

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