原口元気「ロシアW杯では自分が日本代表の『主役』でありたい」 (4ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun

原口元気(はらぐちげんき)。1991年5月9日生まれ。埼玉県出身。ヘルタ・ベルリン(ドイツ)所属。さらなるレベルアップを図って、いずれは「日本で一番の選手になりたい」という。photo by Yamamoto Raita原口元気(はらぐちげんき)。1991年5月9日生まれ。埼玉県出身。ヘルタ・ベルリン(ドイツ)所属。さらなるレベルアップを図って、いずれは「日本で一番の選手になりたい」という。photo by Yamamoto Raita それでもこの6月、ハリルホジッチ監督になって初めて招集されて、2試合に出場したことは、決して悪くはない。トップ下という“オプション”を与えられたことも、監督の期待の表れと言える。

「監督の(自分に対する)評価はわからないけど、自分としては、試合に出て1点取ったからといって、(自分の立ち位置など)何かが劇的に変わるってことはないと思う。むしろ、1点取ったこと、その結果を出すということを、これから何度も繰り返していくことが必要になると思っている。そうしないと(代表では)生き残っていけない。だって、今の代表には、南アフリカW杯(2010年)から代表で結果を残してきた選手がたくさんいるわけじゃないですか。そういう選手たちから、自分が(代表でのポジションを)取って代わっていくには、結果を出し続けていかなければいけないと思うんで。それに、自分が目指すところは、もっと上だからね」

 既存メンバーを追い抜いていく、という志は代表選手に不可欠なものだ。そのうえで、原口が目指すところ、というのはいったどこにあるのだろうか。

「日本で一番の選手になること。本田さんやシンジくんを目標にしているけど、早く彼らに追いつき、追い越していきたい」

 原口には、彼らを追い越していかない限り、ロシアW杯の舞台に立てない、という危機感があるのだろう。

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