課題噴出のザンビア戦は、W杯初戦に生きる
今回のメンバーには4年前の南アフリカ大会を経験している選手も多く、連勝が続いていても、よもや緩んだ雰囲気で本番を迎えることなどなかったとは思う。それでも、ワールドカップに出場できないザンビアを相手に、どこかフワッと試合に入って失点を重ねたことを考えれば、油断がまったくなかったとは言い切れない。
ザッケローニ監督も「ここまで動きがよく、力があるというのに、(ザンビアを)過小評価してしまった可能性はある」と振り返る。
内容のともなった勝利で締めくくり、ブラジルへ渡ることはできなかった。だが、こうしてW杯本番直前に、ザンビアに「冷や水」を浴びせられたことを、むしろプラス材料と考えたい。
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