本田圭佑主体の日本代表は限界である。キプロス戦全採点 (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 梁川剛●写真 photo by Yanagawa Go

酒井宏樹 5 
見せ場なし。何のために入ってきたのか。彼らしさは少しも発揮されなかった。
吉田麻也 5 
重い印象。フットワーク、バランスに難があった。
大久保嘉人 6 
衰えが目立つ本田と、元気の良い大久保。衰えは目立つが中心に位置する本田と、新参者の大久保の関係は見物。大久保がもしセンターフォワードで起用されるなら、本田にガンガン注文をつけるべき。本田中心では攻撃陣の劣化は止められない。
清武弘嗣 5 
ザッケローニは相変わらず評価しているようだが、デビュー当時の輝きはもはやすっかり失われている。
伊野波雅彦 採点なし 
サイドバックとして、どのような場合に投入されるのか。使い方が見えてこない。
監督 
ザッケローニ 5 
本田を攻撃の中心とするチームのセンターフォワードに柿谷は不向き。サイドで試すべきだった。大久保の投入も遅い。大久保は、好調を維持する数少ない選手。にもかかわらず、これまで彼を招集しなかった。最後の最後になって、遅まきながらようやく選んだわけだが、だとすれば頭から使い、W杯まで時間がない中で積極的に可能性を探るべきだろう。だが結局、投入は後半13分から。ポジションはセンターフォワードだった。本田中心の攻撃陣にあっては、大久保のセンターフォワードも不適切。大久保は香川のポジションこそが適切ではないかと思う。本田と香川。彼らは1トップ下と4-2-3-1の3の左で90分間、フルにプレイしたが、そこまで外せない選手だろうか。もはや両者にかつての勢いはない。ゼロベースでの見直しが求められている。

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