2013.12.15

オリックス・井川慶が語る「ザックジャパン、ベスト8の可能性」

  • 高村美砂●文 text by Takamura Misa

―― でも、あえてブラジルと決勝を戦うチームを予想すると?

「前回大会優勝チームのスペインと言いたいところですが、なんとなくベスト4で負ける気がするんですよね。なので、決勝の相手はドイツと予想します。ドイツは前回大会3位ですし、今年のUEFAチャンピオンリーグの決勝もドルトムントとバイエルンのドイツ勢対決でしたからね。近年はすごくチーム力も高まっていますし、期待できると思います。あと注目はイングランドです。さっきも話したように、前回大会でイングランドを推していたのに期待を裏切られましたからね。僕自身のリベンジという意味も込めて、イングランドがベスト4に入ると思います」

―― ということは、準決勝でスペイン、イングランドを破ったブラジルとドイツが決勝で激突するという予想ですね。

「ありきたりの予想になっちゃいましたね(笑)。それで優勝チームですが、開催国ということもありますし、チームの実力を考えてもブラジルだと思います」

―― それでは注目選手を挙げてください。

「日本代表なら同じ歳の遠藤保仁選手。彼はプライベートでも親しくしている選手のひとりで、日本代表の中心選手としてもバリバリ活躍していますからね。彼の活躍は励みになりますし、今度で3度目のW杯ということで経験も豊富です。日本代表は若い選手が増えていますし、だからこそ遠藤選手のような存在が必要になってくると思います。とにかく全力を出し切って頑張ってほしいですね。外国の選手なら……やっぱりGKになりますが、スペイン代表のカシージャスですね。彼が18歳ぐらいでレアル・マドリードの試合に出始めた頃から見ている選手ですから。思い入れも強いですし、ぜひ頑張ってもらいたいです」

―― 同じスポーツ選手として、井川さんが考える「世界で勝つ秘訣」は何だと思いますか。

「まずは周りに流されず、自分をしっかり持ってプレイすること。その上で、自分がすべきこと、できることを精一杯やり切ることではないでしょうか。あと重要になるのはコンディショニングですね。ブラジルは南半球ですし、日本とは環境が違う国でどれだけベストコンディションで試合に臨むことができるかも大きなカギになってくると思います」