中国戦で見えた光明。ザックジャパンの新たな楽しみとは?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 早草紀子●撮影 photo by Hayakusa Noriko

 だが、J1の日程を振り返ると、7月6日から17日までの間に中2日か3日で4試合が行なわれ、今回の中国戦も17日のJ1から中3日。つまり異常なまでの酷暑のなか、選手たちはこれが16日間で5試合目なのである。これでは疲れがあったとしても不思議はない。

中国と引き分けたものの、選手のパフォーマンスを評価したザッケローニ監督中国と引き分けたものの、選手のパフォーマンスを評価したザッケローニ監督「選手のいいところも悪いところも見えたが、いいところのほうがより多く見えた。よかった60分間を見てあげようと思う」

 だからこそ、そんなザッケローニ監督の言葉には共感を覚える。

 わずかな時間とはいえ、これからの1週間、寝食を共にし、トレーニングを重ねることでどんなチームになるのか。勝てなかった失望感よりも、残り2試合に対する楽しみのほうが今は大きい。

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