2012.11.21

【なでしこ】大滝麻未も所属。
来日した欧州女王・リヨンの恵まれた環境

  • 松原渓●取材/スポルティーバ編集部●構成 text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 また、現在リーグの得点ランクトップのMFカミーユ・アビリー(フランス代表)は、なでしこジャパンのキャプテン、宮間あや(湯郷)のアメリカ時代のチームメイトだった選手だ。「今回はあやと対戦できなくて残念。彼女に教えてもらったから、日本語は少し知っています。アリガトウ、コンニチハ、ゴチソウサマ(笑)」と、日本での試合を楽しみにしている様子だった。

 その世界最高のチームに、日本人選手もいる。なでしこジャパンのバックアップメンバーとしてロンドン五輪に帯同したFW大滝麻未だ。現在、シェリンの存在もあって、スタメン定着とまではいかないが、着実に出場時間を増やしている。

 大滝が注目選手として挙げるチームメイトはMFのアンリ・アマンディーヌ。強烈なミドルシュートが持ち味で「オフ・ザ・ボールの動きが本当にうまい」(大滝)選手だ。

クラブハウスの食事。ビュッフェ形式でメニューも豊富。盛り方は豪快! photo by Matsubara Kei リヨンの選手は大滝も含めて全員がプロ契約。男子チームのリヨンも使用する天然芝と人工芝合わせて10面の練習コートで、昼間にトレーニングをする。クラブハウスも男子のリヨンと一緒になっており、選手は練習が終わるとここで食事をとる。選手達の栄養をつけるためにメニューもしっかり考えられており、「気をつけないと、夜、ご飯が食べられなくなるくらい」(大滝)の質と量。好きなメニューを選んで、盛りつけてくれるのだが、クスクスやアーティチョークなど、日本では珍しい食材も多く、デザートも種類豊富で充実している.。

選手に支給されている車はすべて同じ「スマート」 photo by Matsubara Kei 選手には車も支給されるので、リヨンの駐車場には同じ車がずらりと並ぶ(ちなみに、大滝は免許がないので自転車(マウンテンバイク)で通っている)。住居を支給されている選手もいるほどで、待遇も欧州トップクラスだ。

 その欧州女王は、22日にまず日テレ・ベレーザと対戦。勝てばINAC神戸とキャンベラ・ユナイテッドFC(オーストラリア)の勝者と決勝で対戦する。

「勝ちたい。日本にはスウェーデン代表として負けているから、今度は負けない。海堀(INAC神戸)からゴールを奪う」と五輪のリベンジを狙うシェリンらリヨンの選手は、勝つために日本に来ている。