偶然と必然が織りなす「全打順本塁打」の味わい。ロッテ中村奨吾に続く達成者は?

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Koike Yoshihiro

 最後に、次に「全打順本塁打」の期待がかかる選手は誰か。じつは、偉業達成に王手がかかった選手は10人もいる。以下がその選手たちだ。
※数字は本塁打0本の打順

松田宣浩(ソフトバンク)/2番
長野久義(広島)/2番
平田良介(中日)/9番
柳田悠岐(ソフトバンク)/8番
坂本勇人(巨人)/9番
鈴木大地(楽天)/1番
大田泰示(DeNA)/9番
西浦直亨(ヤクルト)/4番
外崎修汰(西武)/4番
西川龍馬(広島)/9番

 DH制のないセ・リーグは9番に投手が入ることが多く、記録達成は容易ではないが、交流戦のある今、以前ほど難しくはなくなっている。はたして、次に「全打順本塁打」を達成するのは誰なのか。決して華やかではないが、チーム事情、個人の立ち位置など、さまざまな要素が絡みあって達成される、じつに味わいのある記録なのである。

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