五十嵐亮太が注目する若手選手は? セ・パの新人クローザー、将来の4番候補、古巣ヤクルトの有望株にも言及 (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

――いろいろと選手を挙げていただきましたが、他に「この選手はぜひ言いたい」という選手はいますか?

五十嵐 じゃあ、最後にセ、パでひとりずつ名前を挙げますね。セ・リーグは広島のルーキー、末包昇大選手。かなり力強いスイングをすることで注目していましたが、シーズンが始まってみると、バットコントロールもよくて「思ったよりも器用だな」と感じました。追い込まれてからはコンパクトなバッティングもできそうで、これからが楽しみです。

――では、パ・リーグでは?

五十嵐 日本ハムの2年目、今川優馬選手ですね。日本ハムは今、戦力的に若手選手が起用されやすい環境です。それに加えて、BIG BOSSこと新庄剛志監督が「どんどん振れ!」という方針を打ち出していて、それに今川選手はピタリとハマりました。彼もこれからさらに伸びる可能性を秘めた選手のひとりだと思いますよ。

(後編:「欠点はない」佐々木朗希を攻略するためにセ・リーグ球団がやるべきこと>>)

★五十嵐亮太(いがらし・りょうた)
1979年5月28日生まれ、北海道出身。1997年ドラフト2位でヤクルトに入団し、2004年には当時の日本人最速タイ記録となる158キロもマークするなど、リリーフとして活躍。その後、ニューヨーク・メッツなどMLBでもプレーし、帰国後はソフトバンクに入団。最後は古巣・ヤクルトで日米通算900試合登板を達成し、2020年シーズンをもって引退した。現在はスポーツコメンテーターや解説として活躍している。

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