奥川恭伸、宮城大弥に続くか。中学時代に全国大会決勝で完全試合を達成、日本ハム2年目左腕が掲げた公約とは? (3ページ目)

  • 市川光治(光スタジオ)●文 text by Ichikawa Mitsuharu(Hikaru Studio)
  • photo by Hosono Shinji

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参考にしている投手は?

── 昨シーズン、年齢的には1つ上ですが奥川恭伸(ヤクルト)投手や宮城大弥(オリックス)投手といった、プロ2年目だった投手が活躍しました。今年は根本投手がプロ2年目です。

「すごく刺激になっています。とくに宮城投手は身長も同じくらい(根本173センチ/宮城171センチ)で、しかも左投げですし、自分と重ねて参考にしている部分が多いです。緩いボールの使い方は真似していますし、自分の成長のプラスにできるかなと」

── 宮城投手のどのあたりにすごさを感じますか?

「遅い球。カーブも100キロちょっとで、チェンジアップも抜け感があるので、あれがほんとすごいなと。自分はまだまだなので、そこをなんとかモノにしたいです」

── 今シーズン、ファイターズは新庄剛志さんが監督に、いや"BIG BOSS"に就任されました。

「初めて会った時からオーラに圧倒されました。しゃべったりもしたんですが、すごい人だなとあらためて感じましたね。キャンプでも『テンポいいね』って褒めてもらったので、そこは自分の持ち味ですし、崩さずにシーズンでもやっていけたらと思います。それとマウンドでは弱気にならないというところもBIG BOSSに見てほしいです」

── 今シーズンの公約があれば教えてください。

「一軍で3勝挙げるのが目標なので、それでお願いします」


根本悠楓(ねもと・はるか)
2003年3月31日、北海道生まれ。白翔中学時代に全国中学軟式野球大会決勝で完全試合を達成し、チームを日本一へと導いた。苫小牧中央高校時代は甲子園出場こそ果たせなかったが、日本ハムからドラフト5巡目で指名を受け入団。1年目の昨年はファームで12試合に登板し1勝1敗、防御率1.82

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