ヤクルト高津臣吾監督が真中満に明かした不安と本音。昨季の開幕3連敗に「あんなに阪神と差があるとは...」 (3ページ目)

  • 長谷川晶一●構成 text by Hasegawa Shoichi
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

【悪夢の開幕3連敗でスタートした2021年シーズン】

真中 あらためて昨シーズンを振り返りたいんですけど、阪神タイガースとの開幕3連戦は3連敗。その直後にコロナ感染者が出て、濃厚接触者も含めて選手が離脱。あの頃はどんな心境だったんですか?

高津 開幕3連敗はショックでしたね。あんなに阪神と差があるとは思っていなかったので......。開幕までにしっかりと準備をしていたのに、これだけ力の差があるのかと衝撃を受けました。で、その直後にコロナ感染、濃厚接触者が出てきた。せっかくケガ人もなく開幕したのに、チームがガタガタと崩れていく不安はありましたね。

真中 濃厚接触者として青木宣親が離脱後、捕手の中村悠平を2番に起用しました。結果的に彼が大活躍をしたけど、これはどんな意図だったんですか? 高津さんは独立リーグ・アルビレックス新潟の監督時代も「2番・キャッチャー」を採用していましたね。

元ヤクルト監督で野球解説者の真中氏。高津監督に鋭い質問をぶつける元ヤクルト監督で野球解説者の真中氏。高津監督に鋭い質問をぶつけるこの記事に関連する写真を見る高津 青木の場合、「バントはしなくていい。打つだけで理想的な形になる」と考えているんだけど、中村の場合もそれに近い発想でしたね。左打者と右打者だし、ポジションも違うんだけど、何でもできる中村は適任だったと思いますね。青木が復帰してから、中村を6番で起用したのも同じ考えです。とにかく中村がよく頑張ってくれましたね。

真中 中村がきちんと2番でハマった時点で、チームのなかに、「離脱者は出たけど、意外といけるんじゃないの?」という空気になった感じがしたんですよ。

高津 開幕3連敗はしたけど、4戦目のDeNA戦で勝ってズルズルいかなかったのがよかったかな。去年は最長で(6月25〜29日の)4連敗だったかな? 短期で連敗を止められたのはよかったですね。

真中 (2017年7月に)僕が監督だった頃、高津さんは二軍監督でした。あの時、高津さんは僕と一緒に14連敗も経験しましたからね(苦笑)。

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