立浪和義で3人目、意外に少ないPL出身NPB監督。次の監督候補は誰だ? (4ページ目)

  • 津金壱郎●文 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Kyodo News

 現役組では、中日の福留、ロッテの小窪哲也(36歳/2004年卒)、ミネソタ・ツインズの前田健太(33歳/2007年卒)、そして2018年ドラフトで指名されてPL学園出身者最後のプロ入りとなったオリックスの中川圭太(25歳/2015年卒)がいる。

 人気や実績を考えれば、福留や前田が将来的にNPB監督になっても不思議ではない。だが、そうした人材が監督になれなかったのもまた、PL出身者の歴史でもある。

 ただいつの日か、前田健太監督がマツダスタジアムのベンチから三塁コーチャーボックスに立つ『てっちゃん』こと小窪哲也コーチにサインを送る光景など見たいものだ。

 その前にまずは来季、弱体化した中日が立浪新監督のもと、どんな戦いを見せてくれるかを楽しみにしたい。その変貌ぶりがPL学園OB監督の「5人目」「6人目」の誕生につながっていくのではないだろうか。

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